何気ない日常

自分の歯ぎしりに気づいてますか?

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歯ぎしりとは

歯の様子

今日は長女が歯医者さんに行くのに付き添ってきました。

もう付き添いが必要な年齢ではないのですが、前回診てもらった時に「次回は保護者の方と一緒に来てください」と言われたためです。

それでなぜそのようなことを言われたかというと、自分では見えにくい歯の様子を一緒に確認してもらいたいとのことでした。

そこで診察室に娘と一緒に入り、先生の説明を聞いてみると次のようなことを言われました。

「特に虫歯もないし、歯茎にも問題はありません。
ただし、歯のかみ合わせ部分を見てください。
本来ここはかなり凹凸があるのですが、お嬢さんの場合それがかなり平らになっています。」

言われてみれば多少表面が平らなように感じます。
(素人には言われなければ気が付かない程度です。)

 

原因

さらに次のような説明がありました。

「多分お嬢さんは寝ている間に歯ぎしりをしているのだと思います。
その結果かみ合わせ部分がこすりあわされ摩耗してしまっていると思われます。」

私は当然ですが、娘も驚いて、「私歯ぎしりなんてしていないと思うんですけど。他人にも言われたことが無いです。」と伝えました。

「確かに他人に指摘されるほどの歯ぎしりではないのかもしれませんね。自分自身は寝ている間のことなので自覚はないと思いますよ」

と言われました。

 

歯ぎしりとは

先生が言うには、

「歯ぎしりと言っても、ギリギリと音を立てるばかりが歯ぎしりではないんですよ。
寝ている間にほんのわずかに歯をこすり合わせるのも歯ぎしりなんです。」とのことでした。

また、

「歯ぎしりは別に珍しいことではないんです。
統計を取った論文があって、1000人ほど調べたところほぼその全員が歯ぎしりをしているという結果が出たそうですよ。
そう考えると歯ぎしりはむしろあって当然なんです。」

「歯ぎしりをするときのかむ力は普段起きているときにかみしめる力に比べて10倍も強いモノです。
その力で歯をこすり合わせるので知らず知らずのうちに歯が摩耗してしまうんです」

と説明されました。

 

食いしばりとは

歯ぎしりとの違い

さらに先生の説明は続き、

「歯ぎしりの時の10倍の力というのは実は歯ぎしりをしていないときでも起きているんです。
本来人は起きているときには口を閉じていてもほんの少しだけ歯と歯の間が空いているんです。
ですが、寝ているときに口を閉じていると、歯と歯の隙間が無くなってギュッとかみしめている状態になるんです。
そのことを食いしばりと言います。」

「寝ている間は基本的に鼻呼吸をするので、口を閉じています。
ということは、その間ずっと歯ぎしり、もしくは食いしばりをしていることになります。
これは歯にとって非常なストレスです。」

食いしばりによって起きること

さらに説明は続き、

「食いしばることによって、歯には非常に大きな力がかかります。
私のところには年に数人ですが、寝ていると突然歯が割れたと言って駆け込んでくる人がいます。
歯が欠けるのではなく本当に根元の方まで割れてしまうんです。」

「そのような大きな力がかかるのであごも非常に疲れます。
起きた時になんとなくあごの周りが痛いなぁという人はこの食いしばりの時間が長い人が多いです。」

「よく顔のえらが張っていると言いますよね。
もちろんこれはあごの骨格が大きい人もいるのですが、実は食いしばりによってあごの筋肉が発達して大きく見える人も多いんです。」

「お嬢さんの場合は特にえらが張っているというほどではないので、食いしばりについては少ないかもしれません。
しかし歯の状態から歯ぎしりをしていることはまず間違いありません。」

と話してくださいました。

 

顎関節症

「話は少し変わるのですが、顎関節症という言葉を知ってますか。
これはあごの関節の上あご側と下あご側の間にある軟骨が何らかの要因で、少し場所がずれてしまっていることを言います。」

「原因についてはいろいろあります。
口の開け閉めを頻繁にする歌手のような方や、お嬢さんのように食いしばりによって起きる方もいます。」

そこで、先生が娘に口を大きく開けてみるようにと指示されました。

「今あごの当たりでポキという小さな音がするのに気付きましたか?
これが軟骨が動いた音です。
本来ある場所からずれてしまっているため、口を開けた時に音がするんです。」

「それと口の開き具合を見てください。
本来だと一杯まで口を開ければ指3本分くらい開くはずなんです。
ですがお嬢さんの場合それがかなり狭いです。
これも顎関節症の症状の一つです。」

「さらにひどくなるとほんの少し口を開くだけでもあごに痛みが走り、最悪ものが噛めなくなります。
そこまでいかなくても固いモノが食べられなくなることはよくあります。」

 

治療方法

歯ぎしりと食いしばりの原因

なぜ歯ぎしりや食いしばりをするかについても説明されました。

「歯ぎしりや食いしばりがだれにでもあることは説明したとおりです。
それで、なぜこのようなことを行ってしまうかですが、実は日中のストレスが関係あるんです。
日中受けたストレスを寝ている間に歯ぎしりや食いしばりをすることによって解消するという一面があります。」

「もちろん、小さい時からの習慣なので一概にストレスがすべての原因とは言い切れません。
ですが、日中に大きなストレスを感じた人は、いつも以上に歯ぎしりや食いしばりの力が強くなるようです。」

「お嬢さんのように若い人でも何らかの形でストレスを受け、歯ぎしりや食いしばりの力が強くなってしまう人も結構いますよ。」

とのことでした。

普段の生活

さらに顎関節症について普段の生活で気を付けることについても説明されました。

「まず大切なのは、あまり固いモノをかみすぎないことです。
固いモノをかむとどうしてもあごに負担がかかり、顎関節症になりやすいです。」

「また眠る時にも気を付けてもらいたいのですが、少なくとも寝入るまでは歯を食いしばらないように気を付けてください。
寝入るときに意識的にあごの力を緩めておくと寝ている間の食いしばりの力が多少緩和されます。」

「口を開けるときにも無理して大きな口を開けないようにしてください。
痛みがあるのに口を大きく開けるのは良くないです。
そういった時にはすぐに相談してください。」

 

寝ている間の対策

「それで、今日お父さんに来てもらったのはもうひとつ説明しておきたいことがあるんです。」

「寝ている間の歯ぎしりによって歯の凹凸が無くなってきていることは見てもらったとおりです。
また、さほどひどくはありませんが、顎関節症の症状が出ていることもお分かりかと思います。
これらを治療する方法があります。」

「これを見てください。スプリントとも言われますが、いわゆるマウスピースです。
これは見本なので触ってみてください。」

そこで触ってみると、かなり固いことが分かります。

「これを歯の型をとって、お嬢さんの口に合った形で作ります。
それを寝ている間につけておいてもらいたいのです。
これをつけていることによって、食いしばりや歯ぎしりの力が一か所にかかることが無く、それぞれの歯に分散することが出来ます。
又歯と歯の間に隙間ができることによって、顎関節症の治療にもなります。」

「顎関節症がひどい場合には食事以外の時間一日中つけてもらう場合もありますが、お嬢さんの場合そこまでしないでもいいでしょう。
まずは今日型をとってマウスピースを作ります。
それが出来たらまた受診してもらって、噛み合わせを調整します。
そうしたら、そのマウスピースをお渡しするので毎晩それをつけて寝るようにしてください。」

「初めの間は違和感があって大変かもしれません。
ですが頑張ってつけてください。しばらくすれば違和感はほとんどなくなります。」

「マウスピースは1週間に一度、入れ歯洗浄剤で洗ってください。
食事中につけるわけではないので、普段は水洗いで大丈夫です。
ただし、外した時には水につけておいてください。」

「説明については以上になります。
少し細かい説明までしましたが、まずはマウスピースを付ける習慣を身につけてください。
これ以上歯が摩耗すると下手をすると神経がむき出しになってしまうこともあります。
ぜひ頑張ってマウスピースを付けてください。
マウスピースは1週間でできますので、来週また受診してください。
今度は特に説明もないので、お嬢さん一人で大丈夫ですよ。」

 

雑記

ここまでずいぶんと長い説明になってしまいました。

ここのところ断捨離と関係のない、病気関連の記事が多くなってしまいました(^^;)

ですが、歯ぎしりや食いしばりはどんな人にもあるということを聞き、ぜひ皆さんにそのことを知ってもらいたかったのです。

どんな病気でも早期発見、早期治療が大切です。

これは歯に関しても同じです。

もし少しでも心当たりがある方は、歯科を受診してみてください。

もしかすると、普通の歯科ではここまで対応してくれないかもしれません。

その場合は口腔外科を受診すればマウスピースを作ってもらえます。

 

ちなみに私は20代のころから頻繁に顎関節症に悩まされ、酷い時は日中もマウスピースをつけていました。
今使っているマウスピースは3年ほど前に作ってもらったもので、寝る間だけつけています。
今ではマウスピースがないとむしろその方が違和感を感じてしまい、眠りにくいほどです。

dsc_1114

妻も食いしばりを指摘され、昨年から寝ている間にマウスピースをつけています。

私たちはマウスピースは毎日入れ歯洗浄剤につけています。
(なんとなく水洗いだけだと気持ち悪い気がするのです。)

 

さりげなくさらっと書いてしまいましたが、歯ぎしりは歯の神経がむき出しになる可能性がある。食いしばりは歯が割れる可能性がある

大変怖いものです。

今回、詳しい説明を聞けて大変勉強になりました。

ブログを読んでくださっている方の参考になれば幸いです。

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