何気ない日常 断捨離の日々

親の家の片づけ方 その2 - 相続について -

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前回を受けて

自分の家を片付ける

先日、親の家の片づけ方について書きました。

その中では両親が健在の場合の片づけについて説明いたしました。

詳しくは前回の記事を読んでいただけばいいのですが、今一度確認しておきます。

 

まず、自分の家を片付けられない人が親の家を片付けられるはずがないということです。

このことは至極当たり前のことなのですが、親の家の片づけについて述べてある書籍を見ると、こんな簡単なことについてほとんど触れられていません。

家を片付ける。その作業は自分の家でも人の家でも作業内容はほぼ同じです。

となれば、モノを片付けるのにいちいち親に確認を取りながら作業しなければならないのに比べて、自分の家を片付ける方が余程楽です。

そうして、まずは片づけるという作業についての経験を積み、そのうえで親の家の片づけに入ることによって、勝手が分かっている分作業スピードが圧倒的に早くなります。

せっかくこうしてこの記事を読んでくださっている皆さん。まずは自分の家を片付けてみてください。

それはきっといつか来る親の家の片づけに役立つはずです。

断捨離をするときに、「いつか使う時が来る」と言ってモノを捨てずにとってあることに対して「そのいつかは来ませんよ」と答えています。

ですが、親の家の片づけは(既に終わっているのでなければ)、「いつか」は必ずやってきます。

さぁ周りを見回して断捨離を始めてみましょう。

親とのコミュニケーションをとる

これについても前回触れさせていただきました。

親の家を片付ける。特に親が御存命の場合、その親と緊密にコミュニケーションをとりながら片づけを進める必要があります。

親自身に片づけを進めてもらうにしても、力仕事に関してはどうしても限界があります。

そういった時には若い自分が手伝ってあげようという気持ちが大切です。

また自分が主体になって片づけを進めるには、どれを捨ててよいのかを常に確認しながら作業を進める必要があります。

 

いずれの場合でも、親とのコミュニケーションは必須となります。

もしも親との関係が良好でないのならば、これを機に関係を改善しましょう。

「家のモノを捨てる」のではなく、「家をきれいにするお手伝いをさせていただく」というスタンスで接すれば親との関係は少しずつでも改善していくはずです。

言葉で書くと簡単なのですが、実際にはかなり困難な作業になる事でしょう。

それでもいつかは通らなければならない道です。

遠い未来の事と思って先延ばしにせずに今すぐに行動に移しましょう。

具体的な方法? それは各家庭によって異なります。 十把一絡げでここで説明するのは不可能です。

ただ親と真剣に向き合い、コミュニケーションをとろうという気持ちを忘れずにいれば、必ず道は開けるはずです。

諦めずに頑張ってください。

具体的な片づけの手順

これに関しては今まで何度も書いてきた断捨離の考え方と手順を利用しましょう。

昨日の記事にまとめてあります。まだ読んでいらっしゃらなければ、一度目を通してみてください。

全ての手順をこなさなくても、初めの方から徐々に進めていけば家の中は片付いていきます。

出来るならば最後まで進めてみてください。

これはミニマリストになるというわけではなくて、親の家を片付けるのに最低限のモノに減らすための経験です。

繰り返しになりますが、自分が片付けられないモノを親に片付けろと言うのは無理なことです。

まずは自分が実践し、その様子と結果を親に見てもらい、それから親の家を片付けましょう。

遺産相続

親が亡くなった時に備えて

前回の親の家の片づけの記事では両親が健在の場合について述べてきました。

しかし、平均余命から言うと自分が親を見送る可能性は十分にあり得ます。

となれば、今のうちから万が一のことに備えておくのに越したことはありません。

 

親が亡くなった時にはお葬式などでとても忙しいものです。

そんな時に慌てないためにも親には生前整理をしてもらっておくことをお薦めします。

これは、モノの片づけだけではなく、情報の整理も含んでいます。

具体的な情報については先日の親の片づけ方の記事にまとめてあります。

エンディングノート

そこで情報をまとめてもらうのに便利なのがエンディングノートです。

これは、その人の人となりやその人生、自分が亡くなった後に行ってもらいたいことなどについてまとめたものです。

その中において、親自身の持つ財産についても一緒にまとめておいてもらうことが出来ます。

「財産目録」というものです。

これにはプラスの財産とマイナスの財産を全てまとめておく必要があります。

プラスの財産とは
  • 土地や家などの不動産
  • 現金
  • 預貯金
  • 有価証券
  • 自動車
  • 借地権
  • 借家権
  • 貴金属
  • 骨とう品
などがあります。

一方マイナスの財産とは
  • 借金
  • 知人に対しての連帯債務や連帯保証
  • 滞納している家賃
  • 未払いの税金
などがあります。

これらを全てまとめて財産目録とし、それをエンディングノートに付随しておくことで、将来自分が亡くなった時に子供に対してどのような遺産を残しているのかを伝えることが出来ます。

ですので、恥ずかしいからと言ってマイナスの財産を書かないということは絶対に避けなければなりません

また、印鑑の場所やクレジットカードの番号などについても一式書いておくことで、親が亡くなった時に家探しをしなければならないということを防げます。

ただし、このエンディングノートにはかなり重要なことが書かれているため、ある程度安全な場所に保管しなければなりません。

その点については十分に用心する必要があります。

エンディングノートについてもまずは自分で作ってみて、それを参考に親に作成してもらうといいでしょう。

参考までに私がエンディングノートを作るのに利用したのは次の製品です。

 
 

これはあらかじめどのような内容をエンディングノートにまとめればよいかの穴埋め式になっているので、初めて書く方でも安心して作ることが出来ます。

遺言書

ここらへんになってくると、専門書を数冊読まないと作成するのが大変になってきます。

ですが参考までに簡単にまとめて置きます。

 

まず遺言書の意味ですが、
  • 相続時に遺産をめぐって争いが起きないようにする
  • 法定相続人以外に遺贈する
  • 特定の相続人に多くの遺産を分与したい
といった意志を表すものとなります。

 

また遺言書の種類は
  • 自筆証書遺言
  • 公正証書遺言
  • 秘密証書遺言
の3種類になります。

 

この中でも最も手軽なのが自筆証書遺言でしょう。

特に費用もかかりませんし、いつでも自分一人だけで作成することが出来ます。

ただしいくつか注意点があります。
  • 遺言の全文、日付、署名がすべて遺言者本人の自筆でなければならない(印刷や代筆は一切ダメ)
  • 加筆・訂正などがある場合、厳格な方式のもとで行わなければならない(実際には1から書き直しになる事が多い)
  • 保管しておくのに変造、偽造、破棄などされないように厳重に管理しなければならない(ただし死後に見つかりやすい場所に保管しなければならない)
  • 封印された遺言書を開封するためには家庭裁判所で検認の手続きをとらなければならない
  • 財産目録もすべて手書きで用意する必要がある(エンディングノートの一部ではなく、財産目録として別途用意する必要がある)
などです。

これについても便利なキットが発売されています。
 

これには虎の巻という簡単な遺言書の書き方の冊子がついています。

ただし、あくまでも遺言書の書き方の注意であって、相続そのものの知識は別途調べておく必要があります。

相続そのものの知識についてはとてもここで書き尽くせるものではありません。

相続に関する専門書を読んでみてください。

 

口座凍結に備えて

今日から始める遺産相続の準備

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人が亡くなった場合、銀行がそれを知った時点でその人の名義の預金口座を閉鎖、凍結します。

このため、その口座への入出金や各種引き落としが一切できなくなります。

これを解除するためには、
  • 正式な遺言書(自筆証書遺言も検認後ならOK)
  • 口座名義人の生まれてから現在までのすべての戸籍謄本(除籍謄本)と遺産分割協議書
  • 払い戻し依頼書(相続人全員の署名および実印の押印されたもの)と全員の印鑑署名書、口座名義人の除籍東宝、相続人全員の戸籍謄本、口座の通帳および預金証書、キャッシュカード、銀行印
のいずれかが必要になります。(確かこれで良かったはず。もしかすると少し違うかもしれません)

この中で注意してもらいたいのが、相続人全員という表現です。

これは法定相続人を意味しており、配偶者や子供を指しています。

 

仮に子供が亡くなって孫が生きているという場合には代襲相続と言って子供の代わりに孫が相続人になります。(これを直系卑属と言います。)

さらに配偶者も子供もいないという場合には被相続人(亡くなった人)の親、祖父母というように相続人が変わります。(これを直系尊属と言います。)

さらに直系尊属もいない場合、被相続人の兄弟姉妹が相続人となります。

これは詳しく書いていくときりがありません。とりあえず、代襲相続と直系卑属、直系尊属という言葉を知っておいて頂けばいいかと思います。

 

で、この相続人をすべて洗い出すために、被相続人の生まれてから現在までの戸籍謄本(除籍謄本)が必要となるのです。

この戸籍を集めるのが実は結構厄介なのです。

うちで行った場合の例についてはこちらにまとめてあります。

一応戸籍の集め方についても書いてあるので目を通してみてください。

 

この戸籍集めは自分が被相続人の直系親族であるならば、特に委任状もなく請求することが出来ます。

親の手を煩わせることなく、一番初めに行える相続への備えとして、ここから始めてみてはいかがでしょうか?

遺産分割協議書

口座凍結を解除するのに一番簡単なのは遺言書を持って行くことです。

それが出来ない場合に必要なのが遺産分割協議書です。

これは口座凍結の解除に必要なだけではなく、財産目録に書かれているそれぞれの財産を誰が相続するのかについてまとめたものです。

そもそもこの誰が何を相続するかでもめることが多いため、遺言書を書いてもらうことをお薦めしました。

それでは遺産分割が確定するまでの簡単な流れを書いてみます。
  1. 遺言書の有無の確認(遺言書があればそれにしがたい財産を分割する)
  2. 相続人をすべて洗い出し相続人全員を確定する(上記の戸籍集めで行う)
  3. 相続財産を確定・評価し、財産目録を作成する(骨とう品など価値の分かりにくいものはこの時点で調べておく)
  4. 全相続人が納得するまで、「誰が何を相続するのか」について話し合う。(遺産分割協議と言います。)
ここで4の部分が問題です。

全員が納得して遺産分割協議が成立したならば、その内容を遺産分割協議書にまとめる。

話し合いが決裂した場合、家庭裁判所の調停を申し出て、遺産分割をまとめてもらいます。(ここで合意するかどうかは相続人の判断です。)

調停でもまとまらない場合、同じく家庭裁判所において審判を受けることになります。これにより遺産分割の内容が決まります。(これは裁判官が決定します。)

 

以上のような手順で遺産分割が決まり、それを書面にまとめたものが遺産分割協議書となります。

これは、相続人全員の署名と実印で押印をし、各自一部ずつ保管します。書き方に決まった様式はないので、遺言書と違って印刷したものでも大丈夫です。

ただし、実印を押印していることからも分かる通り、印鑑証明書を添付しておく必要があります。

 

総括

ここまで非常に簡単にですが、遺産相続についてまとめてきました

実際の遺産相続では遺産分割協議で相当もめることとなり、その手続きも複雑になることが多いです。

特に不動産を持っている場合、その登記などもしなければならないため非常に厄介です。

ついそれらが大変なために司法書士などに頼ってしまいがちです。

しかし、あらかじめ戸籍を集めておき、遺言書さえ作成しておけばその手間を大幅に減らすことが出来、他人に頼らずとも、家族だけで遺産相続を行うことが出来ます。

親に遺言書を書いてもらう前に、まず自分が遺産相続について勉強し、実際にエンディングノートや遺言書を書いてみてください。

それをもとにして親にそれらを書いてもらうようにすれば、比較的スムーズに事は進みます。

家の中を断捨離するのと同じですね。まずは自分で実践し、経験を積んでから親について取り掛かる。

面倒なことかもしれませんが、そのうちやればいい、ではなく今すぐ始めてみてください。

 

いやぁ、遺産相続についてまとめるのがこんなに面倒だとは思っていませんでした。

これでも本当に入り口の部分くらいで、実際はもっとはるかにややこしいです。

いつもにもまして長文になってしまいました。ここまで読んでくださりありがとうございました。

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