何気ない日常 断捨離の日々

親の家の片づけ方 その5 - 実践編 -

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前回を振り返って

前回は主に親と同居するにあたっての心構えについて説明しました。

おそらく皆さんの中には「親とコミュニケーションをとるなんて無理。同居なんてとんでもない」と感じた方もいらっしゃると思います。

確かに嫁姑の問題であったり、昔からの親との確執があったりと難しい問題はあると思います。

しかし、親を一人暮らしさせておき、その親が孤独死を迎えた時のことを想像してみてください。

周囲からどんな目で見られるでしょうか。

内密に事をすませようとしても親の住んでいた近所には確実に露見します。

自分自身、相当ばつが悪いでしょう。

少なくとも、親と連絡を取り合い、たとえ高齢者向け施設に入所してもらうことになったとしても見知らぬふりをすることは避けてください。

いざ親が亡くなった時に後悔しても遅いのです。

 

私自身は父親を9年前に亡くしています。

亡くなる直前まで自宅で看病し、最後の数日だけを病院で診てもらいました。

それでも今振り返るともっとしてあげられることがあったのではないかと思い返すことがあります。

それが一人暮らしで孤独死させたのであれば、後悔することは必至だったでしょう。

他人の手を借りながらでも構いません。

親の最期は自分で看取ることが出来るようにしませんか。

 

家の片づけの方法

作業場所の確保

ここからは実際に家を片付ける物理的な手順について書いていきます。

自分の家であっても親の家であっても基本的な作業手順はさほど変わりません。

 

ここでは親の家が床がモノで満ち溢れていることを想定します。

というのも高齢な人は体力がなく、モノを片付けるよりも日々の生活を送ることに必至であり、ついつい家の中が荒れていることが多いためです。

そのような家の場合、まずはこれから必要なモノと不要なモノを仕分けていくために作業場所を確保する必要があります。

一件家であればその中で一部屋。アパートなどの狭い家であれば畳数畳分を確保します。

床に直置きになっているようなものであれば、親に相談しながらでも比較的短期間で不要なモノを処分できます。

 

どうしても処分できないモノであれば、それは今後残しておくものとしておいておくことにします。

ただし、雑多においておくと今後の仕分けに支障が出るために引越し用の段ボールを用意し、その中に衣服、食器というようにカテゴリー別にしまっておくようにします。

今後別の部屋から必要なモノが出てきたならば、その段ボールに順次しまっていくことになります。

 

また処分するものに関しては、可燃ごみ、不燃ごみ、資源ごみ、粗大ごみというように分けていきます。

これはごみの収集日や回収場所が異なるためそれぞれを分けておくことによって、捨てるのを効率よく行うための作業です。

親の考えを聞き出す

先ほど親と相談しながらモノを仕分けていくと書きました。

恐らくその過程で、それぞれのモノについてそれがどのようなモノであるか、どんな思い入れのあるモノであるかを親が語りかけてくると思います。

作業場所を確保する段階ではある程度その話に耳を傾けましょう。

そうすることによって、自分が親の意見を尊重していること、親の判断を必要としていることを暗に伝えられます。

多少時間はかかるかもしれませんが、それは親の信頼を得ることに繋がり、のちの作業を効率よく行うために必要になります。

そのうえで、どうしてそれが必要と考えているのかを探りだし、今後の作業の参考にします。

親が必要と考えているモノと似たものはその都度相談しながら処分できるかどうかを確認します。

一方不要と考えているモノと似ているモノであれば、「これはこの前処分していいと言っていたものと同じだから捨ててもいいかな?」という聞き方で捨てることを前提とした尋ね方が出来ます。

ゴミの収集日の確認

作業場所を確保する段階である程度処分できるものが出てくるはずです。

ここでゴミをとっておいては作業場所が確保できません。

そこで、各種ごみの収集日を確認し、随時ゴミを捨てていくようにします。

ただし、地域によってゴミの回収方法が違います。

今まで親と別の地域に住んでいた場合その方法を知らない場合があります。

その場合には市役所などに問い合わせてゴミの回収方法を確認します。

これをしておかないとせっかくゴミを捨てたのに、回収されずにまた家に持ち帰らなければなりません。

また粗大ごみなどについては地域によって自分でゴミ処分場まで持ち込まなければならない場合もあります。

出来れば自分で捨てることが望ましいのですが、それが出来ない場合ゴミの処分業者に依頼することになります。

その場合、何回にも分けて依頼すると割高になってしまいます。

他の部屋の仕分けもすべて済んだ段階でまとめて依頼した方が安く上がります。

最近ではこういった処分業者もかなり増えてきているので、念のために複数の業者から見積もりを出してもらった方がいいでしょう。

十把一からげで見積もりを出してくる業者は後から追加費用を請求される場合もあります。

そういった悪徳業者に引っかからないためにもしっかりとした見積もりを出してくる業者を選択した方が賢明です。

モノの仕分け

以上のような手順で作業場所を確保します。

あまりにもとっておくものが多い場合には親に今後の作業に作業場所が必要であることを説明し、モノを減らす協力を仰ぎます。

この場合でもモノについての思い入れを聞いておけば、どれがとっておく優先順位が低いのか判断しやすいでしょう。

作業場所が確保できたならば、その後は通常の断捨離の手順と一緒です。
  1. デッドストック
  2. 一目でゴミと分かるモノ(賞味期限の切れた食品や、古新聞や古雑誌など)
  3. 衣類
  4. 食器
  5. 筆記用具
  6. 家電
  7. 写真などの思い出の品
といった順番で仕分けていきます。

何故最初にデッドストックを処分するかというと、まずデッドストックである以上基本的にゴミとして扱って構わないモノなので処分しやすいからです。

またこれらはモノによって他人に譲ったり、リサイクルショップで買い取ってもらえる可能性があるからでもあります。

これらさえ処分してしまえば、家の中から大幅にモノを減らすことが出来ます。

その作業を親と一緒に行うことによって、片づけることは楽しいことなのだと知ってもらえるようにするのです。

親が自主的に片づけ(仕分け)に参加してもらうようになれば、作業スピードが大幅に上がります。

親には仕分けの判断だけをしてもらい、モノを運ぶといった物理的な工程はその場で自分が行う。これが理想的な作業になります。

 

衣類以降を断捨離していく工程では処分できるものと出来ないモノが出てきます。

処分できるものはごみの収集日に合わせて随時捨てていきます。

保管しておくものはカテゴリー別に段ボールにしまっていきます。

断捨離するかどうかの判断は親に仰ぐのですが、基本的には自分が断捨離した時のことを説明しそれと同程度までモノを減らせるように誘導します。

ここでは自分の経験がモノを言います。

まずは自分の家から断捨離を行うといった根拠がここにあります。

作業時間

自分の家の断捨離を行っていればわかると思いますが、断捨離とはモノを捨てるという体力だけではなく、捨てるかどうかを判断する精神力も必要とします。

この作業を高齢の親と一緒に行うのはかなりの労力を必要とします。

自分のペースに無理に親を付き合わせると、途中で片づけが嫌になってしまいます。

そうならないためにも作業のスケジュールは余裕を持って組んでおきます。

親か自分のどちらかがアパートや借家に住んでいる場合、事前に引き払う日を決めてしまうかもしれません。

それには十分注意して、モノの多さを確認してから余裕をもって作業できるようにしましょう。

また同居するときには引っ越し業者を頼む必要があるかもしれませんが、これも事前に日にちを決めるようなことはせず、とっておくもの=運んでもらうものをしっかりと決めたうえで依頼するようにします。

 

私の母は70代の前半でこの作業を行いましたが、一日3,4時間くらいが限界でした。

体力的な問題もあるので一概にこのくらいの時間という事は出来ませんが、だいたい半日も行えば十分でしょう。

その余った時間は親の昔話につきあったり、モノに対する思い入れなどを聞いて時間を潰すくらいのつもりでいた方がいいと思います。

片づけを行う人員

以上の作業は基本的に自分一人で親と一緒に片づけをしていくことを前提としています。

しかし、もしも兄弟、姉妹がいるならばその人らと一緒に作業していく方がいいでしょう。

例えば自分も親も要らないと思っていたものが、別の家族にとっては大切なモノであったりします。

そういった事態を避けるためにも、共同で作業することが望ましいです。

また単純に複数の人で行った方が作業が楽という面もあります。

一人が仕分けをして、別の人が運ぶといった分担作業を行えば作業効率は大変良くなります。

またデッドストックなどで重いモノを運ぶ時にも複数の人がいた方が助かります。

たとえ兄弟、姉妹がいなくても夫婦や子供も一緒に作業を行えば、今後の同居においても良好な関係を築くきっかけになります。

 

私の場合、父が亡くなった時には主に姉が仕分けを行い、私がそれらを運ぶといった流れで作業を行いました。

どうしても私一人では運べないときには妻に手伝ってもらうというかたちです。

このように複数の人間が参加した方が作業はずっとはかどります。

総括

以上の作業で片親が生きている場合の親の家の片づけについては完了です。

この作業で大切なのはとにかく親の判断を仰ぐことです。

これをおろそかにすると同居した後に必ずもめる原因になります。

同居するうえでどうしてもモノが多すぎる場合にはとにかく自分の体験をもとに親を説得してください。

自分が捨てられないモノを親に捨てさせようとするのは無理があります。

ここでも結局は親とのコミュニケーションが大切になります。

例えば親に「捨てる」という言葉が言いづらければ「整理する」といった表現を使うなど自分の中で工夫するなどしてください。

そしてコミュニケーションをとる中で親から信頼を得て、片づけの楽しさを知ってもらえば占めたものです。

最初はゆっくりと親の話を聞きながら、徐々に片づけのスピードを上げていくのが結果的に短期間で作業を終えられます。

自分のペースや判断でモノを捨てていき、親が片付けに疲れてしまったり拗ねてしまっては元も子もありません。

無理をせず、半日くらいは親の昔話に付き合うくらいのつもりで片づけをしてみてください。

 

かなりざっくりとした説明ですが、やはり長文になってしまいました。

ここまで読んでくださりありがとうございました。

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